こんにちは。バム子mamaのブログにようこそ。
このブログに来てくださりありがとうございます。もしかすると今読んでるあなたは「切迫早産(流産)で入院中または診断されて自宅待機をしているママさん」もしくは「妻や奥さんが切迫早産(流産)」で頑張っているのではないでしょうか。
今回は私の体験談を書かせていただきました。
少しだけお時間頂ければ幸いです。
実は私も数ヶ月前まで切迫早産(流産)の妊婦として長期入院してました。
私は3人の子どもがおりますが全ての妊娠期間、頻繁なお腹の張りとともに子宮頚管が短くなり入院しています。3回とも1ヶ月以上の入院でした。
妊娠の経過が順調であれば、妊娠37~42週未満で赤ちゃんが誕生します。この時期の出産を「正期産」といいます。正期産に対して、妊娠22~37週未満で赤ちゃんが生まれるのが「早産」。早産となるリスクが高い状態を「切迫早産」といいます。具体的には、子宮の出口が開きかけており、「赤ちゃんが生まれてしまうかもしれない」という段階で、かろうじてママのおなかにとどまっている状態です。参考HP:国立成育医療研究センター周産期・母性診療センター産科 医長
長く辛くメンタルがすり減るような入院生活。
一日、1時間ですら果てしなく長く感じますよね。時計とにらめっこ。
特に3人目の入院生活はコロナの影響で一切面会禁止、荷物の受け渡しも助産師さんを通してですので上の子にも会えません。
3人目に時は座ってもお腹が張るので寝たきり。トイレも車椅子。大部屋だけど他の患者さんと交流はなくカーテンで締め切られた空間で息が詰まるような時間を過ごしました。
しばらく大部屋で頑張っていたのですが、ある日お腹の張りが5分を切るような間隔でありました。点滴を増やしましたが張りは収まらず。点滴を増やした副作用で動機が酷くなり心電図をとりました。もちろんシャワー禁止です。その日は精神的に辛い一日でした。
基本は寝たきりで食事のときだけ起き上がってましたが食事を摂る10分15分の間にもお腹の張りが酷くなるので食事を口に運んでは横になってを繰り返してました。
自分が今出来ることはやっているはずなのに…
それでも赤ちゃんは生まれたいのだろうか。
大部屋では辛い時に泣くことすら出来ないんです。
ついに我慢できなくなって大部屋には居られないと思いました。そして個室に移動することにしました。
「切迫早産(流産)妊婦の暇つぶしアイテム」これもある程度精神的に余裕があれば出来るのですが赤ちゃんが今日もつのかわからない・もしかしたら小さく生まれてしまうかもしれない。そんな恐怖で当たり前のことができなくなるんです。
「37週まで長いけど時間つぶして頑張ろう」と思える場合と
「今日も一日なんとか生まれずお腹の中に居てくれた、でも明日はわからない。」
と思う場合は全く違います。
テレビを見たり本を読んだり、何かを作ったり出来るって幸せなんだなって気が付きました。特に3人目のときは張りが5分おきにあったのでYou Tubeやドラマのを見てても表示される時間から張りのタイミングをカウントしてしまって余計不安が募りました。
今思うと本当に重症。身体より精神面で重症患者でした。
支えだったのは家族、そして病院のスタッフでした。
今、入院されている妊婦さんは大変ですよね。
入院になってしまうと唯一の楽しみである家族や友人との面会が禁止されていたり出産の立会いが出来なくて一人で頑張らなければいけないので不安もあると思います。
私の時も面談は一切禁止でしたが、やはり一番の支えは家族でした。パパも私も実家は離れているので協力は難しく、今回はパパが上の子どもを二人の面倒を見てくれました。幼稚園の親子遠足も子ども2人とパパで参加してくれました。週末は公園につれてたくさん遊んでくれたり本当に頼もしかったですよ、パパの頑張りのお陰で子どもたちの寂しい気持ちも和らいでいるようでした。子どもに会えない寂しさはありましたがたまにする電話の時間がとても幸せでした。
さらに長期入院で良かったこと。それは病院のスタッフの温かいサポートでした。
担当の助産師さんとの何気ない会話が毎日の楽しみでしたし、助産師さんと話しているときは気が紛れました。入院生活に耐えられなくなって大部屋から個室に移った時も「バム子さんは入院中いつも笑っていたけど、無理をしてたんじゃないかなって思ってたよ。やっと吐き出せてよかったね。よく頑張ったね」と助産師さんは泣いてくれました。
その温かい涙が嬉しかったです。
個室に移った日の夜は久しぶりに夜寝ることが出来ました。
もう今夜生まれるかもしれないと思った日を乗り切った翌日、担当の先生から「まだ生まれてこなくて良かった。頑張りましたね、でももし生まれても万全の状態でサポートします」と同じ気持ちになって声をかけてくれました。
辛い中でも「人」との出逢いを通じ、わたしの赤ちゃんは沢山の人達に支えられて元気に生まれてくることを願ってもらっていると実感しました。
辛い入院生活ですが、もしも心を開けるような存在が側にいればあなたの支えになります。
「辛いです」と弱音を吐いてみましょう。自分の中で押し殺さず外に出してあげると気持ちが少し前向きになるかもしれません。
軽く鬱のようだった私が入院中出来た唯一のこと
寝ることも出来ない。食欲も起きない。ゲームやテレビも見たくない。大部屋だと電話もできない。カーテンで仕切られた部屋で息苦しくて声を殺して泣いた日もありました。
そんな私がやっていたのは同じように頑張っている妊婦さんのブログを読むこと、自分の気持ちをブログに書くことでした。
どうですか?今入院されているお母さん、もしまだ書いてないようであればオススメします。他の人が見れるようなブログに書いて公開してもしなくてもどちらでもOK。
わたしは自分の記録として未公開でスマホに日記を書き続けました。
実は二人目のときも日記を書いていて、三人目の入院の時も読み返したりしてました。
もし一般公開する場合は同じように入院生活を送っている妊婦さんと繋がることが出来るかもしれませんよ。
辛い時は気持ちを文字にして吐き出してみましょう。
すっきりして少しだけ前にすすめるかもしれません。
無理に毎日書く必要はありません、誰にも言えない気持ちを書く。
それだけでも心が少し楽になりますよ。
今頑張っている妊婦さんに伝えたいこと。
今日のこの一日、
いや…数時間でもお腹の中で赤ちゃんを育てることが出来た事を誇りに思って欲しいのです。よく「生まれたら休む暇がないからゆっくりしてね」と言われますよね。これって場合によっては心無い言葉の1つです。
生まれた後に「入院中が楽だったなぁ。もう少しゆっくりすればよかったな」とお母さん本人が思うのはいいんです、でも入院中に言っては欲しくない言葉です。
相手にとって良かれと思ったことや大した事ではないと思う様な言葉も、入院中のメンタルには深く突き刺さります。当たり前ですよ。一つの命を守っているんですからね。
そのような時は流すのもよし。辛いのでやめて欲しいと直接伝えるのもいいですね。私は心無い言葉に傷ついた時、自分の気持が落ち着いてから相手に伝えるようにしていました。
一日24時間がとてつもなく長く感じる妊婦生活。
でも確実に悩んでいる今も赤ちゃんはママのお腹の中で育っています。
赤ちゃんは分かってますよ。
今日も僕(私)を育ててくれてありがとうママって。
もしも早産でも自分を責めないで
もしも赤ちゃんが早く生まれてしまったら。。。
わかります。
不安ですよね、私も毎日考えてましたから。
切迫早産と告げられて緊急入院になって24時間点滴。流量もこれ以上はあげられないと事まで来るといよいよ不安で眠れなくなります。
私も点滴2種類併用でしたがどちらも濃度と流量MAXにも関わらず陣痛が始まってしまいました。
そして陣痛は止まることなく進んでしまったのです。
入院当初から頻繁なお腹の張りはありましたが「病院で点滴をしていたら大丈夫」だと思っていた私にとってショックでした。
陣痛がついてしまうともう出産するしかありません。
目標の37週には程遠く、赤ちゃんはこの世に生まれることを決めてしまったようです。
そして小さく生まれた我が子はNICUに。
入院中は早く産んでしまったらどうしよう、と何度も不安で怖くて一晩寝て起きたら37週までワープしないかな…なんて考えてました。
上のふたりとも24時間点滴のおかげで早産にならず点滴が使える週数までもちました。ですので3人めが早く生まるなんて想像していなかったのです。
NICUってどんなイメージですか?
未熟児で生まれて可哀想って思いますか??
私は自分の子供がNICUに入るまでそう思っていました。
でもNIUCUではプロのスタッフが24時間で赤ちゃんを見てくれます。そしてゆっくりでも大きく成長していく赤ちゃんの生命力は凄まじいです。
体についていたチューブが外れた日、
保育器から初めて出た日。
初めて抱っこした日、
初めて直接授乳をした日。
元気に生まれていたら当たり前としか思わなかったこと、一つ一つが特別な一日になります。
赤ちゃんはママに早く会いたかったんだよ
私はこの言葉を信じます。
ですので信じましょう。赤ちゃんは自分が生まれたい日を選んで生まれてくるのだと。
今入院されているお母さん、あなたが出来ること全力で頑張ってますよ。
大丈夫です、自分を責めないでください。
自分が経験したことない事は不安が大きくなります。でも今の医療はとても素晴らしく赤ちゃんのパワーや生命力は眼を見張るものがあります。過剰に不安にならないでくださいね。
今はいろいろな情報が簡単に手に入るからこそ不安も招きやすいです。心が疲れたら外からのメディアをお休みすることも1つの手段です。
ママのお腹に宿って
ママのお腹の中で成長してくれたことが奇跡。
ちょっと早く生まれたい、少しだけせっかちな赤ちゃんなんです。
もう少しで赤ちゃんに会えるママも
まだ何ヶ月も入院生活が続きそうなママも。
今日一日よく頑張りました。
今日一日迎えられたこと・今日一日を終えられたことを誇りに思ってください。明日明後日のことよりも今日まで来れたことが素晴らしいのです。
よく頑張りました!もう花マル、120点満点です。
わたしはこのブログから「頑張っている入院中のママ達、そして支えるご家族」に心からエールを送りと思います。
・弱音を吐ける場所をたくさん作ろう
・今日まで頑張った自分を褒めてあげよう
・赤ちゃんが強く生まれたいと思った日が誕生日になる
最後までお読み頂きありがとうございました。