32週を無事に越えたけど次の壁は34週。34週で出産したら赤ちゃんに後遺症は残るの?障害が出るの?そんな心配する妊婦さんは多いですよね。
実は私も過去3回の妊娠、すべて切迫になり長期入院しました。
ですので赤ちゃんにもしもの事があったらどうしよう…そんなあなたの不安な気持ちが痛いほど分かります。
でも検索してもインターネット上では一般的なことしか書いていない。
本当に知りたいのは実際に34週で出産したママの体験談が聞きたい、そして早産の赤ちゃんが元気に育っていることで安心したいのに。
当時早産で入院していた私もそんな風に思ってました。
ですので、本日は私の赤ちゃんが34週で生まれた時の体験談をシェアしたいと思います。
今、悩んでいるママや頑張っているママの希望になれば嬉しいです。
こちらもどうぞ>>>【切迫早産・流産】想像以上に辛すぎる入院生活。今頑張っているママに伝えたい事。
34週で生まれてきた我が子は障害も後遺症も残らずに元気にすくすくと育ってます
34週で産まれた我が子の当日の様子
34週がひとつの山場と言われているのは「自力で呼吸できる」目安が34週と言われているからですよね。では実際に34週で産まれた我が子はどうだったのか、そこが気になると思います。
我が子は産まれてすぐに産声を上げませんでした。
そのとき「え、赤ちゃんが泣いてない…大丈夫!?」と不安になりました。
しかし新生児科のスタッフのサポートで赤ちゃんの大きな泣き声を聞くことが出来ました。
それでも不安そうな私に小児科のスタッフから「元気ですよ」と言ってもらえてホッとしたのを覚えてます。
分娩室ではずっと泣くことはなく少し泣き声が聞こえたくらいです。早く産まれたのでなく力も弱かったようです。
でも肺に問題もなく現在も元気なのは34週まで持ちこたえてくれたからかな、と思ってます。
また産後驚いたの分娩台でカンガルーケアをさせてもらえたこと。
早産で産まれても赤ちゃんの健康状態によっては生まれたての赤ちゃんを直接抱くことも出来ますよ。
生んで直ぐに我が子を抱けるとは思っていなかったのですごく嬉しかったです。
早産だからといってバースプランを立てられないなんてことはありません。
希望が叶うかはその時によって違いますが自分のイメージするお産のプランは是非立てておきましょう!
34週で産まれた我が子がNICUでの様子
Neonatal Intensive Care Unitの略で、新生児集中治療室のこと。早く生まれた赤ちゃん、小さく生まれた赤ちゃん、呼吸の助けが必要な赤ちゃん、心臓などに病気がある赤ちゃんたちが治療を受けたり、元気に大きく育つためのお部屋です。
34週にしては2500g近くあった我が子。
それでも産まれた時の週数が浅いとNICUでのサポートが必要になります。
参考までに我が子はこんな風にステップアップしていきました。
赤ちゃん | ママ | |
産まれてすぐ | 保育器。 ・鼻からチューブでミルクと母乳を飲む ・点滴 |
・3時間毎に搾乳、NICUに届ける |
数日後 | ・点滴が外れて保育器から出る ・初めての抱っこに感動 ・直接授乳が始まる |
・3時間毎に搾乳・NICUに届ける |
一週間後 | ・体温調整が出来るようになりNICUからGUCへ | ・ママだけ先に退院 ・自宅で3時間おきに搾乳 ・母乳を凍らせ病院へ |
産後入院中は3時間毎に搾乳とNICUへの面会があります。
産後疲れているので夜中は自分の部屋で搾乳して部屋の冷蔵庫に保管。朝方の面会時間にまとめて母乳を持っていくこともありました。
34週で産まれた我が子がGUCに移動したタイミング
GUCとはNICUの次のステップになります。
新生児回復室のことです。 NICUで治療を受け、状態が安定してきた赤ちゃんが引き続きケアを受けるお部屋です。
我が子がGCUに移動したのは一週間過ぎた頃でした。事前に移動しますよと言われることはなく面会に行ったらGCUに移動していました。
NICUは赤ちゃんに負担がないように24時間照明が暗く明るさが一定に保たれています。
しかしGCUは窓際で陽の光を浴びられる場所。
そのGCUに我が子の姿。
頑張ってるんだね、
成長しているんだね、
とウルッとしましたよ。
今までは全く泣かず殆ど寝ていた我が子だったんです、でもGUCに移動してからはお腹が空いて泣くんです。
あかちゃんがお腹が空いたと泣く。
そんな当たり前のことが嬉しくて。
早く産まれてしまったけれど確実に成長しているのが嬉しくて仕方なかったです。
早産で退院した我が子の現在の様子(現在:生後4ヶ月)
我が子が退院したのは産まれてから2週間後、正確には16日後(修正37週)でした。
退院後のスケジュール
・生後1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月半で大学病院にて検診
退院後の治療
・鉄剤のシロップを毎日飲む(〜生後半年まで)
・ジナシスの予防接種を打つ
退院後の発達
・発達面では特に問題はなし
・体重も身長も小さめだけど許容範囲内
と言ったように今現在は発達面で問題もないですし、貧血予防の鉄シロップを毎日飲ませることくらいです。
上の二人と違うのは吐き戻しが多いくらいですかね、でもこれは早産の赤ちゃんだからというわけではなく生後2〜3ヶ月までは多いみたいですね。
普通であれば産後一ヶ月検診の後って産院を卒業して近くのクリニックにかかりますよね。
ですが早産で生まれた赤ちゃんは産まれた病院で手厚いサポートを受けられます。これはメリットも大きいかなと。
我が子の小児科の先生は物腰が柔らかく信頼できる方でした。
ですので心配事があってもその先生が「問題なく元気に育ってますよ」と言ってくれれば「この子は大丈夫」と信じて余計な心配をせず過ごすことが出来ました。
先生との相性は本当に大事だと思います!
34週を超えたら大丈夫という認識はネット上だけでなく現実でも本当だった
入院していた間、先生や助産師さんが「34週まできたから大丈夫!」「NICUもあるから安心して」と口を揃えて言っていました。
先生や病院の考えにもよりますがNICUなど未熟児を受け入れる体制がある病院では32週と34週を超えられるかどうかを重要視しているように感じました。
今のわたしなら「よくここまでもったね。34週までくれば大丈夫」と悩んでいるあなたに伝えられます。
でも当時はこんな風に思ってました。
…大きな病院だから先生たちはハイリスクの出産も慣れている。だから、そう言い切れるんじゃないか、
…もしも先生たちのお子さんが早く産まれてしまったら「大丈夫」なんて言えるのか、
モヤモヤとした黒い感情がうまれてくるのです。
自分の子供が早く産まれてしまったら…
もしも障害や後遺症が残ったとしたら。
わたしは育てられるのかな。
自分を責めたりしないかな。
それって当たり前なんですよね。
怖いのは当たり前。
きっと入院していた自分に「大丈夫」と同じことを伝えられたとしてもその時は不安がゼロになることはないと思います。
でも1つの例として34週で産まれた小さな我が子も上の子供達と変わらず元気に育っている、という事実があります。
もちろんまだ産まれて4ヶ月。
これから発達面で何か出てくることもあるかもしれません、でもそれって誰にもわかりませんよね。
これだけ医療が進んでいても妊娠・出産のリスクを100%ゼロにすることは不可能です。
妊娠中は早産だけでなく様々な合併症もありますよね。
予想できないこともあるし防げないこともあります。
だからもしこれから問題がうまれても
早産が100%の原因とは言い切ることは難しいです。
だからこそ
誰も責めることなく
「赤ちゃんがその日を選んで産まれて来てくれた」
と私は思い続けたいです。
本日のまとめ
予定日よりも一ヶ月半近く早く生まれた我が子。
そんな我が子も生後3ヶ月過ぎ、よく笑うようになりました。
寝ながらぷ~っとおならをしたり、
抱っこして欲しくて甘えて泣いたり。
そんな可愛らしい姿をみていると数ヶ月前に恐怖や不安で眠れなかった日々が遠い過去のように感じます。
それでは本日のまとめです。
わたしが伝えたかったこと
・34週で生まれても後遺症も障害もなく育っている赤ちゃんがいること。
・今の医療は予想以上に進んでいるから赤ちゃんを信じてあげよう。
・NICUは安心して赤ちゃんを預けられるプロ集団です、NICUを怖がらないで。
今、
34週を目標としているママさんや
34週を迎えたけどまだ不安な気持ちがあるママさん
週数は一つの目安で例え同じ週数で産まれても赤ちゃんの数だけストーリーがあります。
元気な赤ちゃんに会えるまで不安はつきませんが沢山の人達があなたと赤ちゃんを応援してサポートしてくれます。
1人で背負わないでくださいね。